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【成長と体のイメージについて①】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上

脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。

 

【成長と体のイメージについて①】

こんにちは。

『身体・心・脳を育て、すべての子ども達に身体を使って楽しさを伝える』

【運動保育士会】です。

 

みなさんは、自身が保育園時代によく通っていた公園や

小学校時代の机や椅子・校庭の固定遊具などの

思い出の場所やモノはありますか。

もし、そこに行ける機会があれば密を避けつつ

一度足を運んでみてください。

 

当時はものすごく高く感じたり、急斜面に感じたり、

大きく感じた個所も大人になって久しぶりに訪れ触れてみると

「あれ?こんなに低かった小さかった?」と感じると思います。

これは、成長とともに私たちのボディイメージが

変化しているからです。

 

ボディイメージに含まれているのは、自分自身の体の

「輪郭・部位・サイズ・力加減・曲げ伸ばし状態・

身体の軸の傾き加減」で、自己概念を形成している要素の一つです。

また、ボディイメージには自分自身が

・どれくらいくらいこの動きができるか

・どれくらい早く走れるか

・どれくらい重いものを持ち上げられるか

・どれくらい跳べるか

などの体の機能に関する知識も含まれます。

 

ボディイメージは運動の場面だけでなく

生活動作とも深い関係があり、

「箸が上手く扱えない」「食べこぼしが多い」

などがあった場合、「手を思うように動かしにくい」という

ボディイメージの問題が背景にある可能性もあります。

 

乳幼児期のお子さんの遊びを見てみると、

遊具の隙間や容器の中に身体を入れる遊びを

行っていることを目にすることもあると思います。

環境との関わりの中で、自分自身の体の大きさを

少しずつ認識していくんです。

 

脳科学者で諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授が

「最初の他者は自分自身」と述べているように、

環境に関わりながら自分自身を知ることで、

友達などの他者にも関われるようになっていくのではないでしょうか。

 

乳幼児期には、寝返り・ハイハイ・伝い歩き・歩行と

運動発達が進んでいくことで、ボディイメージが

上書きされていきます。

子ども達がボディイメージを認識していける場を確保していきましょう。

 

参考文献:「やさしく学ぶ体の発達part2」,林万リ,全障研出版

 

 

 

 

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