2021年01月19日
【少し高い壁がもたらす心理的影響について】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上
脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
【少し高い壁がもたらす心理的影響について】
みなさん、こんにちは。
『身体・心・脳を育て、すべての子ども達に身体を使って楽しさを伝える』
【運動保育士会】です。
先日の投稿では、心理的リアクタンスについてお伝えいたしました。
心理的リアクタンスは
『自身の自由を外部から脅かされた時に生じる、
自由を回復しようとする反発作用』のことです。
人は相手に自分の行動を決定されたときに、
それに反発する態度を取りやすくなるといった内容でした。
この心理的リアクタンスの応用をご紹介いたします。
さて、皆さんはゲーミフィケーションという言葉をご存知でしょうか。
最近教育現場や企業内での教育でも活用されていて、
日常にある様々なことをゲームの形にするという
「ゲーム化(gamify)」から派生した言葉とされています。
ゲーミフィケーションはいくつかの要素から成り立っていて、
その要素の中に『課題・目標設定』があります。
この目標設定ははじめ簡単な課題となりますが、
プレーヤーの成長に合わせて課題の難易度も上がっていき、
解決には工夫と努力が必要になってきます。
あまり高すぎる課題設定ではなく、少し頑張れば達成できる
程度の壁を設定することで、簡単に達成できない状況によって
自身の行動の自由が奪われていると感じて、
その状況に反発した態度、つまりは、以前より達成したい意欲が
強くなるという心理的リアクタンスが作用し、
達成に対するモチベーションが向上しやすくなるとされています。
これも必ずというわけでは無いですが、
方法の一つとして保管しておくといいかもしれませんね♪
参考文献:深田浩嗣,『ゲームにすればうまくいく ―<ゲーミフィケーション>9つのフレームワーク』,NHK出版,2012
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
脳科学や発育発達に関するメルマガ登録はこちらhttps://88auto.biz/hiroki1027/touroku/thread34.htm
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆