2021年01月09日
【VRが人の心に与える影響】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上
脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
【VRが人の心に与える影響】
こんにちは。
『身体・心・脳を育て、すべての子ども達に身体を使って楽しさを伝える』
【運動保育士会】です。
みなさんはVR(Virtual Reality)=「仮想現実」を
試されたことはありますか?
最近では、VRを活用した施設の普及や医療や教育、学習に
活用したりとさまざまな分野で活用されてきています。
VRを活用した取り組みで、共感力を含めた心理的な変化が
研究の結果から少しずつ明らかとなってきています。
スタンフォード大学のニック・イーとジェレミー・ベイルソンに
よる研究では、若者が仮想現実内で年配のアバターとなり、
仮想現実内の鏡で自分が現在老人であることを
しっかりと認識させたうえで、若者のアバターと
決められたテーマについて対話を行い、
その後のいくつかのアンケート調査の中で連想課題
(老人から連想される言葉)において、
老人に対するポジティブなイメージの言葉が
多く連想されるようになることが示され、
高齢者への差別意識が低減することを報告しています。
その際に、イーとベイルソンは仮想空間上のアバター
(自分の分身となるキャラクター)の見た目が現実世界の
本人の行動・心理にも影響を与える(プロテウス効果)と
提唱しています。
日本では、富士通が2018年に香川大学と数県の教育委員会の
協力のもと、VR活用に向けた実証研究を
小学校・中学校・高等学校で行っています。
一昔前までは、画面を見て行う脳機能トレーニングが主流でしたが、
これからは仮想現実内でより現実に近い中で、
記憶力や、論理的思考力、認知機能を高めることが
出来るようになっていくかもしれませんね!
参照文献:
■富士通 (2018). PRESS RELEASE 香川大学と 富士通、障がい理解の促進や特別支援教育 の専門性向上にVRやテレプレゼンスなど を活用する実証研究を開始 Retrieved from
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/11/19. html (2020年12月15日)
■Yee, N., & Bailenson, J. (2006). Walk a mile in digital shoes: The impact of embodied perspective-taking on the reduction of negative stereotyping in immersive virtual environments. The 9th
Annual International Workshop on Presence, Cleveland, OH.
■日隈 美代子・中澤 幸子・久保田 貴之・谷口 昭彦(2019),インクルーシブ教育推進のためにVRは何ができるのか: 保育者・教員・支援員の専門性向上を目指した活用の方向性について, 環境と経営:静岡産業大学ジャーナル第25巻 第2号 73-74
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