最新情報・コラム

【体を支える遊びの効果】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上

みなさん、こんにちは。

脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。

 

今回は【体を支える遊びの効果】についてお伝えします。

 

身体を支える力を支持力と呼びます。

もう少し詳しく説明すると、手のひらをしっかりと広げて地面をつかみ、前倒しになった体を腕全体で支える力とも言えます。

 

この力は、赤ちゃんがハイハイをするときだけでなく、跳び箱を飛んだり、側転したりするときにも必要です。

 

また転倒したとき、顔面を地面に打ち付けないようにするためには、この支持力が育っている必要があります。

 

ではこの支持力を強化する支持力遊びには、どのようなものがあるのでしょうか?

 

簡単なものでは、ハイハイをする、ハイハイしながら宝探しをする、などがあります。

 

少し進歩すると、ハイハイの状態から膝を地面につかないようにし、お尻をあげて歩く「クマ歩き」、両手を地面につきながら開脚して両足を前に出す「ウシガエル跳び」もあります。

 

さらには、手押しぐるまや四つん這いになった大人を跳び箱に見立てて跳ぶと、腕の力のみに頼った支持力遊びになります。

 

いずれも状況に合わせて遊びの要素を組み入れ、お子さんが苦手なことを意識することなく取り組むとよいでしょう。

 

支持力遊びで期待できる効果

では支持力を強化する遊びに取り組むことで、どのような効果が期待できるのでしょうか?

 

★協調した動きがスムーズになる★

ハイハイやクマ歩きをするためには、左右の手足を連動させて動かす必要があります。

左側の手足の動きは右側の大脳、逆に右側の手足の動きは左側の大脳が担当していますが、連動して動かすためには両側の大脳がしっかりと連携して働かなければなりません。

そして左右の大脳が連携するためには、脳梁(のうりょう)という左右の大脳をつなぐ神経経路の連携が大切です。

支持力遊びを通し、左右の手足をスムーズに動かす練習を続けることは、この脳梁の連携強化に役立ちます。

 

★手先の器用さにつながる★

支持力遊びをするときは、地面を積極的につかむ必要があります。

そのとき手の指を含め、手のひらは全力で役割を果たそうとしますが、その過程で手のひらの感覚は大脳に伝えられます。支持力遊びを繰り返すと、手のひらから大脳への情報伝達が鍛えられるようになります。

また、大脳から指先にまで地面をしっかりとつかむ指示を出しています。したがって支持力に取り組み続けると、手や指先を丈夫で器用な、かつ繊細な道具として用いることができるようになります。

 

★体幹が強くなる★

支持力遊びを安定して行うためには、体の軸がぶれないようにする必要があります。これは体幹の筋肉の役割が重要です。

したがって、支持力遊びが上手にできるように続けていると、自然と体幹の強化につながります。

体幹が強化されると、体全体が安定します。その結果、バランスをとりやすく、よい姿勢を維持でき、さらに怪我をしにくくなるといったメリットがあります。

 

さて、ここまで支持力遊びの内容と効果についてお伝えしてきました。

実際に現場で活用する際に支持力遊びの年齢に応じた内容や

アレンジ遊びについては下記の教材で紹介しております。

★教材についてはこちら↓↓↓★

https://kodomo-plus.myshopify.com/

 

他にも、運動遊び・発達についての情報を発信しています。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

■運動保育士会が主催する「資格認定講座」についてはこちら!
https://undouhoiku.resv.jp

 

■運動保育士会のLINEはじめました!

子どもの成長に欠かせない情報を毎月お届けしています!

https://www.npo-hoiku.com/line/

 

■運動保育士会Twitterアカウントはこちら!

https://twitter.com/npo_undouhoiku

 

■NPO法人運動保育士会HP

運動指導派遣・講演依頼の情報はこちらから

https://www.npo-hoiku.com/

 

■脳科学や発育発達に関するメルマガ登録はこちら
https://88auto.biz/hiroki1027/touroku/scenario36.htm

 

■運動保育士会

https://www.facebook.com/npo.undouhoiku

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

一覧へ戻る