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【汗をかけるということ】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上

脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。

 

【汗をかけるということ】

 

こんにちは。

『身体・心・脳を育て、すべての子ども達に身体を使って楽しさを伝える』

【運動保育士会】の比田井です。

 

暑い日が続いていますが、みなさんはお子さんと一緒に

気持ちよく汗をかいていますか??

 

まず汗をかくメカニズムですが、

外の気温が上昇したときや運動をした際に

自分の体温や肌表面の温度が上がります。

体温調節を担っているのは、脳の視床下部という部位です。

視床下部が体温上昇の情報を受け取ると

身体中にある汗腺に「汗を出して!」という命令を出します。

 

また、発汗にはいくつかの種類があり温熱性発汗

(気温の上昇や運動時に体温を下げるために発汗)

精神性発汗(精神的な刺激にともなって発汗)

味覚性発汗(香辛料などの刺激を口にした際に一時的に発汗)があります。

いずれの汗も脳が指令を出すため、自分の意志で

汗をコントロールすることはできません。

 

幼児期に発達させておきたいのは、

能動汗腺と呼ばれるものです。

能動汗腺とは、実際に汗をかいて体温調節を行う

汗腺のことを言います。

能動汗腺の発達はお子さんのいる環境によって左右されます。

例えば暑い場所で育った子どもはたくさん汗をかくため

発達しやすく、逆に寒い場所で育った子どもは

発達しにくくなるといわれています。

 

能動汗腺が発達しないと、汗と一緒に熱を体内から

逃がしにくくなり、体温調節が難しく夏バテしやすく、

熱中症になるリスクも高まると言われています。

ここで注意していただきたいのが、発汗させるのが

いいからと夏場にエアコンの使用を避けることはしないでください!

今年のような猛暑が続いている場合には

エアコンの使用は必要です。

 

桐蔭横浜大学大学院の星秋夫教授によると

一日中汗をかき続けなくても

20分〜30分意識的に汗をかくようにして、

汗腺を活性化することが重要です。

とおっしゃられています。

 

遊ぶときにはしっかり汗をかき、食事や休むときには

適度にエアコンを使用して発汗機能を発達させていきましょう!!

 

 

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