2020年09月23日
【筋肉ムキムキになれば、姿勢が変わるのか?!】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上
脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
【筋肉ムキムキになれば、姿勢が変わるのか?!】
こんにちは。
『身体・心・脳を育て、すべての子ども達に身体を使って楽しさを伝える』
【運動保育士会】の比田井です。
普段私たちが保っている姿勢については、
姿勢矯正をすれば…
姿勢矯正には○○…!
といった記事や投稿を目にすることもあるかと思います。
姿勢の問題は大人でもお子さんでもあります。
保育園・幼稚園や小学校での指導を通し、
「姿勢が悪い子が多い…」
とのお話も多く聞かれるようになりました。
では、腕立てや腹筋、背筋などの筋トレメニューを
ひたすら行えば姿勢が改善するかというと、
そうでもありません。
一般的な筋トレのメニューはアウターマッスル(表層筋)
と言って、骨格を支えるための筋肉ではなく、
大きな力を出すときに使う筋肉として働いています。
勿論、運動不足からくる筋力自体の低下も考えられますが、
実はもう一つ理由が考えられます。
それは筋緊張の低さです。
筋力と筋緊張では何が違うのでしょうか?
●筋力・・・筋肉を縮める強さ
事例:力こぶを作る(上腕三頭筋)・お腹に力を入れる(腹直筋)
●筋緊張・・・筋肉に力を入れていないときの筋肉の張り具合い
事例:立つ・椅子に座る時
この筋緊張が低いと、地球の重力に負けずに身体を
真っ直ぐ保つことが難しく、姿勢保持のために努力が
必要になってきます。
姿勢保持に意識を集中させるため、
先生の話に意識を向けることが難しくなります。
反対に、先生の話に意識を向けようとすると姿勢が崩れ
「ちゃんと座りなさい!!」と注意を受けやすくなるのです。
また、筋緊張は覚醒レベル(脳が起きているか・寝ているか)
とも関係があり、覚醒レベルが下がると
筋緊張も低くなります。
例えば、電車の中で眠くてウトウトしてくると
(覚醒が下がると)頭を支える頸部の筋緊張が下がり、
頭部を維持できなくなり前後左右に揺れます。
また、持っているものを落とすなどです。
筋緊張を調整する遊びとしては、
ブランコやトランポリン・バランスボールに座ってみる、
滑り台を様々な姿勢で滑り降りるなどがあります。
上記にも書きましたが、筋緊張の低い子は姿勢保持に
努力を有するため、エネルギー消費も早く、
すぐ疲れてしまうことがあります。
周りからはダラダラしているように見えますが、
その子にとっては頑張って意識して
姿勢を保持しているかもしれません。
その頑張りを少しでも理解してあげることも、
我々大人に取っては必要なことだと思います!
また、インナーマッスル(体幹)が活性していないことも
考えられます。
ですので、体幹に刺激を入れる寝返り、ずり這い、高這いなどの
乳幼児期の動作をやり直させてあげることも重要になります。
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