2021年09月08日
【視るということについて】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上
脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
お母さん・お父さん、好きなキャラクターが出ているアニメや漫画
話している先生の顔、教科書に書かれた文字、転がってきたボール
などなど、目から入ってきた情報で私たちは様々な情報を収集することができます。
何かを見るということについては「見る」という一つの機能・役割しかないと
思われるかと思いますが、細かく分けると「見る」という機能の中にも
様々な機能があります。
まず、一般的な視力検査で計る視力とは物の形態を識別する能力のことを指します。
もちろん視力も大切ですが、視覚機能もとても大切な目の機能です。。
それも学校で必要な目の機能とは何かをご紹介いたします。
我々の目は小さな6つの筋肉(上斜筋・上直筋・内直筋・外直筋・下直筋・下斜筋)でコントロールされています。
片目だけでは物を立体的に捉えられない為、左右12個の筋肉が連携し合うことで、なめらかで複雑な目の動きが可能となります。
そして、目には様々な機能が備わっており、それらを上手く組み合わせて使うことで学習や運動を効率よく行うことが出来ます^^
【両眼の運動機能】
- 固視
自分が見たいものに目を向け、その対象を見続ける。
事例:見本を見る、相手の顔を見る。 - 追視
動く物・並んでいる物に視線を向け続け、動きに合わせて追い続ける。
事例:ボール遊び全般、教科書の字を読む。 - 輻輳(ふくそう)
目の前の対象に両目のピントを合わせるため、目が鼻側へ集まる。
事例:黒板から自分のノートに視線を移す。 - サッケード性運動
現在見ていない別の対象物に瞬間的に視線を向ける。
事例:お手本と自分が書いている文字を見比べる、本を読む時に行の最後から次の行へ視線を移す。 - 中心視
意識してものを見る時に使います。
一点を凝視することで色や形を正確に捉えることが出来る。 - 周辺視
景色を見たり、など動作時に無意識にぼんやりと見ている時に使います。中心視の周辺部の広い範囲の動きや位置を捉えることが出来ます。
動いている物や光に対して反応が速いのが特徴です。
【情報処理機能】
- 形態知覚
眼球運動が円滑に行われることによって、見たいものの映像情報が鮮明になり
眼で捉えた視覚情報(様々な線や点、色等)を統合して形として把握する機能
- 空間知覚
見たいものがどのように動いているのか、どのくらいの距離の場所にあるのか、
他の物との位置関係はどうなっているのかなどの空間的な位置を把握する機能
- 目と手の協応
上記の眼球運動や情報処理で得られた情報に対して、手や体の動きで「どう対応するか」
「どう反応するか」が必要になってきます。
眼で見た情報から、手を含めた体で反応するまでを「目と手の協応」と呼ばれています。
学習に必ず必要になる目の上記の機能や動きは、「ビジョントレーニング」といった訓練でも向上できますが、現代の子に失われつつある遊び・・・
鬼遊び・固定遊具遊び・ふれあい遊びなどを幼児期からたっぷり経験させてあげることで、就学前から視覚機能を向上させることが出来ます。
また、動作の基礎となる、這う・寝返り・支持する動きなどは視機能の発達の基礎にもなる動きです。
手で体を支える遊びは下記のURL内の資料にも多く掲載されています!
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