2020年12月14日
【昔ながらの遊びをやってみよう②】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上
脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
【昔ながらの遊びをやってみよう②】
こんにちは。
『身体・心・脳を育て、すべての子ども達に身体を使って楽しさを伝える』
【運動保育士会】です。
■でんでん太鼓
太鼓の両脇から糸が出ていてその先に小さな球が付いていて、
太鼓を回すと糸の先の玉が遠心力で回って
太鼓にぶつかり音が鳴る玩具です。
でんでん太鼓は、片手で操作する際は小指・薬指で固定し、
親指・人差し指・中指で水平に回転操作を行い、
太鼓についている棒を回転させます。
この動作は鉛筆を持ったり、箸を持つときにつながります。
試しに鉛筆をもって、小指と薬指をまっすぐ伸ばして
字を書いてみてください。
とても書きづらいはずです。
字を書く際には、小指・薬指の固定があるからこそ、
他の指が安定して自由に動くことができます。
でんでん太鼓を両手で動かす場合には、
竹とんぼとも重なりますが、左右の手の協応動作となります。
およそ4歳頃の発達となりますが、右手と左手の協応動作が
確立し、右手と左手が別々の動きをしながら、
一つの動作をまとめあげていくことが可能になっていきます。
この時に左右の手の力のコントロールも一緒に学べます。
どちら一方の手だけ回す力が強いと、
リズムよく続けて太鼓を鳴らすことは難しいです。
意図的にアクセントをつける場合は別ですが、
左右同じくらいの力を掛けることが大切になります。
■コマ
紐を巻いて使うコマもおススメですが、
まずは、紐無しのコマから遊んでみるのがおススメです。
紐無しのコマは、親指、人差し指、中指の3本指を使って
つまんで回します。
勢いよく回すには「つまみながらひねって離す」
という動作が求められます。
日常生活においてこの3本指の動きはとても重要になります。
お箸を使う・鉛筆を持つ、衣服の着脱など。
コマで遊ぶことを続けることで、
この3本指の力にもつながっていくとされています。
また、紐を巻くコマになると、3本指の力に合わせて
体幹、肘、手首の連動性や力加減・タイミング(リズム感)も
遊び込むうちに少しずつ身についていきます。
ぜひ、伝承遊びもお試しあれ!
参考文献:研攻一・佐藤由紀,『幼児の技術能力(技能)を育てる保育の試み -コマ回し教材を使って-』, 羽陽学園短期大学紀要 第10巻 第1号(通巻35号)2015年2月file:///C:/Users/HIDAI-PC/Downloads/6_togi-sato.pdf (2020/12/14)
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