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【昔ながらの遊びをやってみよう②】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上

脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。

 

【昔ながらの遊びをやってみよう②】

 

こんにちは。

『身体・心・脳を育て、すべての子ども達に身体を使って楽しさを伝える』

【運動保育士会】です。

 

■でんでん太鼓

太鼓の両脇から糸が出ていてその先に小さな球が付いていて、

太鼓を回すと糸の先の玉が遠心力で回って

太鼓にぶつかり音が鳴る玩具です。

 

でんでん太鼓は、片手で操作する際は小指・薬指で固定し、

親指・人差し指・中指で水平に回転操作を行い、

太鼓についている棒を回転させます。

この動作は鉛筆を持ったり、箸を持つときにつながります。

試しに鉛筆をもって、小指と薬指をまっすぐ伸ばして

字を書いてみてください。

とても書きづらいはずです。

字を書く際には、小指・薬指の固定があるからこそ、

他の指が安定して自由に動くことができます。

 

でんでん太鼓を両手で動かす場合には、

竹とんぼとも重なりますが、左右の手の協応動作となります。

およそ4歳頃の発達となりますが、右手と左手の協応動作が

確立し、右手と左手が別々の動きをしながら、

一つの動作をまとめあげていくことが可能になっていきます。

この時に左右の手の力のコントロールも一緒に学べます。

どちら一方の手だけ回す力が強いと、

リズムよく続けて太鼓を鳴らすことは難しいです。

意図的にアクセントをつける場合は別ですが、

左右同じくらいの力を掛けることが大切になります。

 

■コマ

紐を巻いて使うコマもおススメですが、

まずは、紐無しのコマから遊んでみるのがおススメです。

紐無しのコマは、親指、人差し指、中指の3本指を使って

つまんで回します。

勢いよく回すには「つまみながらひねって離す」

という動作が求められます。

日常生活においてこの3本指の動きはとても重要になります。

お箸を使う・鉛筆を持つ、衣服の着脱など。

コマで遊ぶことを続けることで、

この3本指の力にもつながっていくとされています。

 

また、紐を巻くコマになると、3本指の力に合わせて

体幹、肘、手首の連動性や力加減・タイミング(リズム感)も

遊び込むうちに少しずつ身についていきます。

 

ぜひ、伝承遊びもお試しあれ!

 

参考文献:研攻一・佐藤由紀,『幼児の技術能力(技能)を育てる保育の試み -コマ回し教材を使って-』, 羽陽学園短期大学紀要 第10巻 第1号(通巻35号)2015年2月file:///C:/Users/HIDAI-PC/Downloads/6_togi-sato.pdf (2020/12/14)

 

 

 

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