2020年10月31日
【人における遊びとは②】 脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上
脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
【人における遊びとは②】
こんにちは。
『身体・心・脳を育て、すべての子ども達に身体を使って楽しさを伝える』
【運動保育士会】です。
先日の投稿で、遊びについての定義(カイヨワによる)を
お伝えいたしました。
① 自由な活動
遊ぶ本人(仲間)が強制されない活動である。
②隔離された活動
あらかじめ空間と時間が決められている。
③未確定の活動
ゲーム展開が決定されていたり結果が分かっていてはならない。
④非生産的活動
ゲーム内限定の財産の移動を除いてゲーム開始時と何も変わらない。
⑤規則のある活動
ルールに従って行う。
⑥虚構の活動
日常と比較して明確に非日常であるという認識のもとに行う。
私たちが遊びを行うとき、「楽しさ」「面白さ」を私たちは感じます。
では、その面白さとは??
オランダの歴史家、ヨハン・ホイジンガは
【人が遊びにのめりこむ迫力、人を夢中にさせる力の中にこそ
遊びの本質がある。そしてそれは、緊張の弛みを求めるので はなく、
むしろ緊張を求め、そこにこそ歓び、面白さがある】
と断言をしています。
自分が熱中する遊びを行うときは、集中し、場面によっては
緊張する場面を自分で作りだし、その雰囲気を楽しんでいますよね!
例えば、ドミノ倒しで長いコースを作ってみたり、
積み木を高く重ねてみたり、
線からはみ出さないように色を塗ったり、
遊びの中では、むしろ緊張を高めることが面白さでもあります。
みなさんは、保育園・幼稚園時代にどんな遊びが好きでしたか?
ごっこ遊び・折り紙・お絵描き・ボール遊び・
塗り絵・鬼遊び・水遊び・泥遊び…
その遊びの遊び方は全て誰かに教えてもらって
その通りに遊んでいましたか?
きっと、入り口は大人にやり方を教わっていたと思います。
しかし、ある程度その遊びができてくると
自分で遊び方や行い方を変えて、
オリジナル遊びに変化させていたと思います。
それが楽しさであり、遊びの面白さでもあります。
安定した形を壊し再構築していく、
作って壊して作って壊して
その中で、新しい気づきや体験ができ、
他者とのかかわりが生まれたり、道具や環境に対して
適応出来たりしていくのだと思います。
参考文献:林万リ,『やさしく学ぶからだの発達Part2』,全障研出版
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